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よく分かる「高齢者歯科・訪問診療」

GUIDE
#01
はじめませんか 訪問診療

そもそも訪問診療とは…?

亀井 綾子
このコラムの著者
歯科医療事務トータルサービス Lahaina
代表 亀井 綾子
訪問診療と聞いただけで、「よくわからない」というイメージがありませんか? 訪問診療関連の点数算定が、外来診療の場合とは少し違うので戸惑いがあるのではないかと思います。
そこで、今回から6回に分けて訪問診療のことを説明したいと思います。

そもそも訪問診療とは…?

訪問診療のことを往診と言うことがあります。ただ言葉が違うだけで同じことを意味していると思われがちですが明確な違いがあります。
往診とは、通院できない患者さんまたは家族からの要請を受けて、その都度診察に伺います。一方、訪問診療とは、患者さんやご家族からの診療の相談を受け、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺い、診療計画・訪問スケジュールを作成して治療を行います。医科では、往診料と訪問診療料がありますが歯科ではどちらも訪問診療料で算定します。

訪問診療のイラスト

では訪問診療を行うということは…?

患者さんのご自宅、施設、病院などへ依頼に基づいて診療に出向くということです。
訪問診療を行うためには、外来診療に来られない理由が必要です。
例えば「骨折により歩行困難」「脳梗塞後遺症により歩行困難」「高齢により寝たきり」など、歩行困難、寝たきりに対する主病または原因が必要が必要です。年齢は関係ありません。
その他、訪問診療を行う際のルールがあります。基本的な事項をあげてみましたので、確認して下さい。

  • ・保険医療機関と患家(訪問先)との距離が半径16km以内であること
  • ・歯科訪問診療料を算定するためには歯科訪問診療料を開始する月の前月までに「歯科訪問診療料に係る施設基準 (注13)」(様式21の3の2)を地方厚生局長に届け出ること
  • ・訪問診療に要した交通費は、患家の負担とする。(自転車、スクーター等で移動した場合を除く)
  • ・急性症状の発症等に即応できる環境の整備が必要であるため、切削器具を常時携行すること

介護保険の適用は…?

訪問診療といえば介護保険のことも気になってくるのではないでしょうか? 介護保険は、満65歳以上で介護認定を受けた方が対象となり、また患者さんの状態によって「要支援認定」「要介護認定」に分かれます。どちらの場合でも訪問診療を行うことはできます。
医療は、1ヶ月あたりの支給限度額(単位数)対象外です。訪問先によっては、介護保険で請求する必要があります。
まずは介護認定を受けているかどうかを確認してください。受けている場合は、介護保険の保険証及び負担割合証の確認が必要となります。

介護保険で請求できる訪問先については、次回のコラムでご説明します。訪問診療、介護保険請求を安心して行えるようにわかりやすいコラムにしたいと思います。乞うご期待!

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