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〜前編を振り返って〜
「いまや常勤の数に迫るほど、非常勤の歯科衛生士の数は急増する中で。ワークライフバランスを実現し、生涯にわたりキャリアを重ねている歯科衛生士はどのような「働き方」を選択しているのでしょうか。
前編に引き続き「多様性」をキーワードに紐解いていきます。

常勤と非常勤とで大きく異なる仕事の価値観

勤務先の変化とともに着目すべきは、歯科衛生士が関心を持つ分野・職域にも変化が見られる点です。
興味深いことに常勤の歯科衛生士が診療所や病院といった、“職場そのもの”に関心があるのに対して、非常勤の場合、「在宅歯科医療」や「地域保健」、「高齢者介護施設」や「障害者歯科」といった“業務対象”に関心を持っています。
常勤と非常勤の歯科衛生士とでは、自らの仕事に対する価値観が大きく異なるようです。

平成26年における歯科衛生士(全体)の関心がある分野・職域

平成26年における歯科衛生士(全体)の関心がある分野・職域(複数回答)

強いやりがいと魅力を感じられる専門職

「国家資格であり一生続けられる」「人と直接関われる」「命や健康を守れる」といった自身の仕事に強いやりがいを感じる歯科衛生士の割合は、なんと約9割にもおよびます。
一方で自らの「収入」に対して8割以上の歯科衛生士が不満を持っているのも事実です。にも関わらず、その不満を上回るほど強いやりがいを歯科衛生士が仕事に感じられることも、多様な働き方を実現し一生続けられる職業として活躍できる一因だと考えられるかもしれません。

平成26年における歯科衛生士の仕事の魅力

平成26年における歯科衛生士の仕事の魅力(複数回答)

私たちの一生を支える歯科衛生士の多様な働き方

歯や口腔内だけでなく、カラダの健康にも口腔ケアが大きな影響を与えることが明らかになればなるほど、他の様々な職業領域においても歯科衛生士の専門スキルが求められる機会も増えていきます。
それは同時に、歯科衛生士にとっての活躍の場が多様化することを意味するのではないでしょうか。人の一生を支える仕事であり、自らも一生続けられる仕事として。歯科衛生士の“多様な働き方”は今後ますます期待を集めることでしょう。

TO BE CONTINUED IN OUR NEXT NUMBER.

データから浮きぼりになってきた歯科衛生士の多様な働き方。
次回からは、実際に多様な働き方を実践する歯科衛生士に密着取材した模様を、ドキュメンタリー映像でお届けします。ぜひお楽しみに。

参考一覧:後編

  • ●公益社団法人日本歯科衛生士会. 歯科衛生士の勤務実態調査報告書. 2015 p40-41,56-58

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